「決意と勇気が気に入った」アウェイで難敵・セビージャを下したアーセナル、アルテタ監督は勝利もチャンス逸を指摘「冷酷でなければならない」

アウェイでの見事な勝利を喜ぶアルテタ監督[写真:Getty Images]

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、セビージャ戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
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24日、チャンピオンズリーグ(CL)グループB第3節のセビージャvsアーセナルがサンチェス・ピスファンで行われた。

初戦はホームでPSVに4ゴールと快勝したものの、第2節ではアウェイでRCランスに2-1で敗戦。続けたアウェイゲームでは勝利の欲しかったアーセナルは、苦しい戦いになりながらも前半アディショナルタイムにガブリエウ・マルティネッリのゴールで先制する。

さらに、53分にはガブリエウ・ジェズスがCL3戦連続となるゴールを記録しリードを広げることに成功。58分にネマニャ・グデリに1点を返されるも、そのまま逃げ切り1-2で勝利。グループ首位に浮上した。

試合後、アルテタ監督はアウェイでの難しい試合を制したことを喜んだ。

「私は本当に幸せだ。このようなスタジアムでチームがプレーするという決意と勇気がとても気に入った。(セビージャは)ヨーロッパでの10年間で多くの試合に負けたことはなく、この雰囲気の中でプレーするのは信じられないことだった。ここで自分たちのプレーができるようになったことは、我々にとって大きな一歩だ」

「ここにきて、彼らを抑え、我々が見せたようにゲームコントロールし、我々が生み出した状況を作ったことは大きな功績だ。なぜならば、それは非常に難しいことだからだ」

一方で、3点目を奪うチャンスを逸したことにも言及。難しいCLの戦いではチャンスを射止めなければ難しくなるとコメント。それでも、チームが久々のCLで良い歩みを続けていることを称えた。

「いくつかのチャンスを逃した。特にガビ(ガブリエウ・マルティネッリ)の1つはそうだった」

「チャンピオンズリーグでは多くのチャンスを生み出すことはできず、冷酷でなければならない。後半もとても良いスタートが切れ、ゴールを決め、3点目を決めるビッグチャンスがあったのにそれができなかったことは残念だ」

「彼らは最初のアクションでCKから得点し、勢いを生み出すことができた。彼らはそうした瞬間に対応するための豊富な経験があり、本当に苦しむ必要があったが、我々はうまくやり遂げることができた」

「まだ旅の途中だ。プレーすべき試合はたくさんあるし、多くのことが起こる可能性がある。特にアウェイでのチャンピオンズリーグは、いかに勝つことが難しいかを示している」

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