介護施設職員を入所者暴行疑いで逮捕、再発防止へ市長「やっていく」

滋賀県の野洲市役所

 滋賀県野洲市の栢木進市長は25日の定例会見で、市内の介護施設で職員が入所者に暴行した疑いで逮捕された事件を受け、市として施設に対する調査を行い、再発防止策の提出などを求めていく考えを示した。

 介護施設職員は今年6月、入所者の女性を殴り大けがをさせた容疑で守山署が逮捕。その後の調べで別の入所者2人にも暴力を振るった疑いで再逮捕されている。

 市の担当課によると、職員が逮捕された6月末から計4回、市職員が施設を訪問し、入所者の安否を確認するなどした。ただ、守山署から立ち入り調査などを控えるよう求められているといい、これまで本格的な立ち入り調査は行っていないとした。栢木市長は「警察からの情報を待つだけでなく、市として積極的にやっていく」と述べた。

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