「立場考えれば絶対あってはならない」覚せい剤使用の元警察官に有罪判決=静岡地裁沼津支部

2023年7月、静岡県函南町の自宅で覚せい剤を使用した罪に問われていた静岡県警の元警察官に対し、静岡地方裁判所沼津支部は10月26日、懲役1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、裾野警察署に勤務していた元警察官の男(44)です。判決によりますと、男は2023年7月28日、函南町の自宅で覚せい剤をなめて使用しました。

地裁沼津支部で26日に開かれた判決公判で、室橋秀紀裁判官は「警察官という立場を考えれば、いかなる事情があっても、覚醒剤のような違法薬物に逃避することは絶対にあってはならない」などと指摘しました。

一方で、「犯行直後に自首していて反省している」などとして、懲役1年6か月の求刑に対し、懲役1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

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