栃木県大田原市で地元特産トウガラシ「栃木三鷹」の収穫が始まった。実は真っ赤に色づき、生産者たちが刈り取り作業に汗している。
市内の生産農家などでつくる「大田原とうがらしの郷づくり推進協議会」によると、栃木三鷹はキレのある辛みや香りの良さが特長。今年は市内外の81軒が生産し、計約12トンの収穫量を見込んでいる。
同市羽田(はんだ)、農業小泉武(こいずみたけし)さん(83)方では約5アールの畑で栽培。26日は好天の下、小泉さんが手際よく刈り取り、ビニールハウスで干していった。
小泉さんは「色つや、辛みともに良い出来」と話した。収穫は11月末まで続き、年明けに市内の加工業者へ出荷される。