ゴミ収集車の運転席ドアにはさまれ作業員が死亡 サイドブレーキ甘く車が動き出したか 広島

27日未明、ゴミ収集車が建物外壁に衝突する事故があり、作業員の男性が運転席のドアに体をはさまれて亡くなりました。

事故があったのは、広島県東広島市西条岡町の市道です。

警察によりますと27日午前3時半すぎ、ゴミ収集車が道路沿いの建物外壁と衝突しました。この事故でゴミ収集車を運転していた東広島市高屋町の会社員・黒川賢二さん(68)が運転席ドアに胸などをはさまれて病院に運ばれましたが、およそ1時間後に死亡が確認されたということです。死因は窒息死でした。

現場の市道は、幅およそ6mの中央線のない緩やかな下り坂で、警察は黒川さんがゴミ収集のために車を停車させて車外に出ようとしたところ、車が動き出して運転席ドアと車体に体がはさまれたとみています。サイドブレーキが十分にかかっていなかった可能性があるということです。

当時、黒川さんは1人で可燃ゴミの収集作業をしていたということです。

警察が事故のいきさつを調べています。

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