“補佐人”袴田ひで子さん笑顔で 弁護団が裁判所入り【速報 袴田事件再審初公判】

いわゆる「袴田事件」の再審=やり直しの裁判が10月27日、初公判を迎えます。弁護団は午前10時25分、静岡静岡地方裁判所に入りました。

入廷した弁護団の先頭に立ったのは、57年前、静岡地裁で死刑判決が下された袴田巖さん(87)の姉・ひで子さん(90)。弟の無実を信じ、「開かぬ扉」とされてきた再審開始を長年望んできました。ひで子さんは支援者に笑顔で答えながら、弁護団とともに裁判所に入りました。

午前11時から始まる初公判でも、精神的に不安定な状態が続く弟の「補佐人」として、証言台に立ち、検察側の起訴内容について認否を裁判長に伝えるとともに、弟巖さんの無実を訴える意見を述べる予定です。

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