使用済み注射器を誤って刺す ワクチン集団接種で80代男性に

綾部市

 京都府綾部市は27日、市内の高齢者入所施設で26日にあった新型コロナウイルスワクチン集団接種で、80代男性に使用済みの注射器を誤って刺す事故があったと発表した。今のところ男性に体調の変化はないという。

 市地域包括支援課によると、施設医が使用済み注射器を接種前トレーに戻し、誤って刺した。注射針はすぐに抜いたという。男性は接種を見合わせ、後日、血液検査を行う予定。

 市は接種を行う医療機関と高齢者施設に対し、接種前の注射器と区別できる廃棄用ボックスを設置するとともに、接種手順の確認を再度徹底するよう求めている。

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