買い物券で技術力知って 11月3、4日のクラフトフェア 高岡伝産青年会独自に発行、グッズも

イベントで使えるチケット「ツギペイ」と参加企業が制作したグッズ

 11月3、4日に高岡伝統産業青年会(高岡市)が高岡駅横の立体駐車場で開くクラフトフェア「ツギノテ」で、同会はイベント独自の買い物券を発行する。買い物券では参加企業の技術やプロフィルも紹介し、イベントの消費を促すとともに、県内のものづくりに理解を深めてもらう。

 昨年9月に、まちなかの高岡中央駐車場で高岡の工芸を発信するイベント「高岡クラフトマルシェ」が好評だったため、今年から名称を改め、定期開催する。

 買い物券は「ツギペイ」と銘打って企画した。1冊2500円で、3千円分の買い物ができる。ほぼ全てのブースで使える。

 チケットの表には、鋳造、金属加工、繊維、きり箱製造といった参加企業計12社がそれぞれ製作したイベントのキャラクター「ツギネコ」の写真を掲載。裏には職人と技術の概要を記した。

  ●2倍の100ブース

 イベントでは同駐車場の6階と屋上の計2フロアに、昨年の2倍以上となる計約100ブースが並ぶ。富山のほか秋田、東京、大阪、広島などの各都府県から全国の企業が集まり、それぞれの地域で受け継がれる技を公開し、技術を生かした新商品を披露する場にもなる。会場では各種業界の第一線で活躍する人々が対談するトークショーも行われる。

 企画責任者の羽田純さん(39)は「チケットを手に、ものづくり製品との出合いを楽しんでほしい」と話した。

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