カステラ食べて火災予防を 山崎製パン、京都府宇治市の消防とコラボし限定販売

宇治市消防本部と山崎製パン京都工場が作ったカステラのパッケージ(同市役所)

 京都府宇治市消防本部は、同市槙島町の山崎製パン京都工場と提携し、火災予防を呼びかけるカステラのパッケージを作った。11月9日に始まる「秋の火災予防運動」に合わせ、市内のスーパーなどで売り出す。

 同工場は市防火安全協会に加盟しており、市消防が子どもを対象にした防火運動への協力を求め、実現した。

 パッケージは箱(幅16センチ、奥行き10センチ、高さ7センチ)で、側面に消防車を描き、消防服を着た市宣伝大使「ちはや姫」や市消防職員が考案したキャラクター「防火レンジャー」もあしらった。同工場が製造するカステラを詰めて売る。

 佐藤雄二工場長は「火災は人ごとではないので協力した。市民の意識向上につながれば」と話す。

 今後、市消防が季節ごとに取り組む火災予防運動の期間中に限り販売する。価格は未定。

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