「シナリオとしては特別。誇りに思う」アウェイのダービーで完勝、グアルディオラ監督がチームの一貫性に賛辞「最大のタイトル」

ダービーでの勝利を喜ぶグアルディオラ監督[写真:Getty Images]

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、マンチェスター・ユナイテッドとのダービーを振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
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29日、プレミアリーグ第10節でシティはアウェイに乗り込みユナイテッドと対戦。今季最初の“マンチェスター・ダービー”となった。

今季はすでに2敗を喫しているシティと、5勝4分けと煮え切らない成績のユナイテッドの試合。22日に逝去したサー・ボビー・チャールトン氏への追悼セレモニーが行われた後、厳かな空気の中でキックオフされた。

試合はホームのユナイテッドが勢いを持って入り、開始2分でチャンスを作るなどシティ対策を見せることに。一方で、シティはそれに対応する形で徐々に主導権を握っていく。

シティが押し込み、ユナイテッドはカウンターを狙うという展開となった中、26分にシティがPKを獲得。アーリング・ハーランドがしっかり決めて先制すると、49分にはハーランドが追加点。80分にはフィル・フォーデンもゴールを奪い、0-3でシティが快勝を収めた。

試合後、グアルディオラ監督は苦戦を認めるも、後半早々のゴールが助けになったとコメントした。

「2点目のゴールはとても助けになった。ハーフタイムに話し合い、彼らはもっとアグレッシブになるだろうと思った」

「我々はルベン(・ディアス)とエデルソンと共に、2つの素晴らしいビルドアップを成し遂げた。そして、ベルナルド(・シウバ)とジャック(・グリーリッシュ)が良いアクションをしたが、それが試合のキーポイントとなった」

昨シーズンはホームで6-3と圧勝も、アウェイでは2-1で敗れていたシティ。アウェイの地で勝利できた事を喜ぶグアルディオラ監督は、ここ最近の試合から学んだと語った。

「昨シーズンは負けたが、今シーズンは勝った。オールド・トラッフォードで勝つことはいつだって特別だ」

「アーセナル戦で敗れた後、ブライトンとの試合は非常に重要だった。自分たちがどのようにプレーしなければならないかを理解することが重要だった」

「パスをもっと正確にやらなければいけない。もちろん今日は、オールド・トラッフォードで勝ったのだから、シナリオとしては特別だ。誇りに思う」

また、長年にわたりトップレベルをキープできていることについても言及。それこそがチームにとって重要なことだとし、選手たちを称えた。

「サッカーはとても難しく、特に何年にもわたって一貫性を維持することは難しい」

「我々が持つ最大のタイトルはこれだ。トレブル達成と6年間で5つのプレミアリーグを制覇した後も、まだ我々はそこにいる」

「プロフェッショナリズム、メンタリティ、そして団結力を感じる。それが実現できれば、最大のタイトルとなる」

「我々はそれを経験しており、それを達成した後のチームを見ることができてとても嬉しい」

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