五位山を全部巡って 11月12日にスタンプラリー 知名度アップへ、源代さんら企画

「まへ市」の看板を前にスタンプラリーをPRする源代さん=高岡市福岡町小野

 高岡市福岡町五位山地区で11月12日、地区全域を対象としたスタンプラリー「五位山ラリー」が開催される。市地域おこし協力隊の源代薫さん(52)と富大芸術文化学部の学生が制作した地図を元に名所を設定しており、名所を巡って地区の魅力を知ってもらう。

 源代さんを中心とした有志「五位山のゆかいな仲間たち」が主体となり、企画した。

 五位山地区は高岡市南西部の山あいに位置し、西明寺(さいみょうじ)、小野(この)、栃丘(とちおか)、五位(ごい)、沢川(そうごう)の5集落で構成される。源代さんは協力隊の活動をする中で、五位山を知る人が少ないと感じ、地区外の人に知ってもらう機会を設けようと構想を練った。現在は名所を描き起こしたマップを、学生と一緒にイベント用に編集している。

 スタンプラリーでは広さ約28平方キロの五位山で、15カ所のチェックポイントを設定し、自由に回ってもらう。ワークショップや古本市の「まへ市」の会場となる小野の古民家や、秋の収穫祭会場などをチェックポイントにし、場所ごとにクイズも用意する。

 参加費は当日千円で、10日までに申し込むと前売り料金800円となる。問い合わせは源代さんの個人プロジェクト「tunaGoka(つなごか)」の公式ラインかインスタグラムまで。源代さんは「木々が色づき始める時期に、山らしさを満喫しに来てほしい」と話した。

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