健康保険の給付費算定ミス、700万円を過剰に受け取る 滋賀・高島市

高島市役所

 滋賀県高島市は27日、国民健康保険の保険給付費について誤って算定し、2018~20年度に補助金約700万円を国と県から受け取っていたと発表した。

 市健康推進課によると、給付されたのは特定健康診査の事業に関する補助金で、補助対象外だった医療機関からの検査データの情報提供にかかる経費と、書類に金額を明記していなかった人間ドックの特定健診項目を、誤って算定し申請していたという。

 22年2月の会計検査院の実地検査で判明し、先月、厚生労働省から返還を求める通知を受けた。12月市議会で誤った金額を国民健康保険特別会計の補正予算案に計上し、国と県に返還する。

© 株式会社京都新聞社