“世界遺産の島”・宮島で働きませんか? サミット効果で観光回復も人手不足「歯止めが利かない」“緊急” 就職ガイダンス

G7サミットで各国の首脳が訪れた、“世界遺産の島”・宮島では、働き手の不足が課題となっています。就職希望者向けのガイダンスが31日、廿日市市で開かれました。

末川徹 記者
「もみじまんじゅう・ロープウェー・老舗旅館の従業員が、説明しています。観光地ならではの会社が集まっています」

緊急…、と題された就活ガイダンスには、およそ200人もの求職者が参加しました。企業側は、宿泊業や販売業など16社で、いずれも宮島やその周辺の事業者です。

観光センター・販売など 鳥居屋
「ガイドする人・配膳や片付けする人が特に減っていて、(従業員の)高齢化で、歯止めが利かない」

宮島ホテルまこと
「一気に宮島を訪問する人が増えて、外国人観光客と日々触れ合いたい人は大歓迎」

G7サミットで国内外への知名度が高まった宮島…。連日、大勢の観光客が訪れています。一方、コロナ禍で減った従業員の規模をいまだ回復できず、深刻な人手不足となっています。

企業側は、▽広島市内からも多くの従業員が通勤していることや、▽宮島で働いた場合、訪問税はかからないことなどを説明しました。

参加者
「観光地に興味があったので参加した。(観光客に)楽しかったと思ってもらえるような接客をしたい」

焼きがきのはやし
「宮島で働くイメージのギャップが生まれないように、できるだけマッチできれば何人でも(採用して)いいと思います」

就職希望者については、ハローワークを通じて個別で面接を実施していくということです。

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