「2億5000万円を受け取るためにポイントを購入しないといけない…」?! 詐欺を未然に防いだ銀行員に感謝状

架空料金請求による詐欺の被害を未然に防いだとして、県警は感謝状を贈呈しました。

感謝状が贈られたのは、広島銀行仁保支店の行員の 木野本実優 さんたち3人です。9月19日、銀行に来た70代の女性の困った様子を見て、木野本さんは不審に思ったということです。

広島銀行 仁保支店 木野本実優 さん
「そうとう慌てている印象だったので、何か焦ったことに巻き込まれているのではないかと感じた」

木野本さんらが声をかけると、女性は「2億5000万円を受け取るためにポイントを購入しないといけない」などと述べたため、詐欺の手口だと分かり、被害を未然に防ぐことができたということです。

広島銀行 仁保支店 木野本実優 さん
「最近、詐欺被害などでお金を抜き取られてしまう人も多いので、1人でも救えたことがうれしかった」

県警によりますと、ことし先月までに金融機関の職員などが防いだ特殊詐欺の被害額は、約9400万円だということです。

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