最先端の製造現場を見学 県経営者協、庄内地方で車座研究会

最新の製造現場を視察した移動車座経営研究会の参加者=三川町・ウエノ三川工場

 県経営者協会(会長=寒河江浩二山形新聞会長・主筆)の移動車座経営研究会が31日、2日間の日程で庄内地方を会場に始まった。初日は三川町のウエノ三川工場や鶴岡市の鶴岡サイエンスパークなどを視察し、最先端の製造、研究現場について理解を深めた。

 同協会地域経済活性化委員会(委員長・本間弘本間設計グループ代表)の13人が参加した。ウエノ(鶴岡市、上野隆一社長)三川工場では、最新ロボットが24時間体制でフル稼働する製造現場を見学した。

 上野社長は、ノイズ除去コイルの自動生産装置の実用化に世界で初めて成功した経緯や経営方針を紹介。本間代表は「まねされても常に新しい技術を開発するという上野社長の強い決意に感銘を受けた。とても参考になった」と話した。

 きょう1日は酒田市の平田牧場酒田京田ミートセンターや酒田駅前交流拠点施設ミライニなどを訪れる。

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