「イノシシの首根っこ押さえて羽交い締めに」「『誰か助けてー』と叫びよった」イノシシにかまれ20代男性けが 小学校近くの住宅街に体長約1.3mの成獣 広島・福山市

広島県福山市の住宅地で1日、イノシシにかまれて男性1人がけがをしました。

イノシシが現れたのは、福山市引野町3丁目です。警察と消防によりますと、午前7時前、「イノシシに人が襲われている」と付近の住民から通報がありました。

20代の男性1人がイノシシにかまれるなどして、両手と顔にけがをして病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。

イノシシは住民や、駆けつけた警察官が確保したあと、猟友会が処分したということです。

市農林水産課によりますと、イノシシは体長およそ1・3m、体重70kgでメスの成獣だということです。

イノシシを取り押さえた人
「ここら辺で男の人が仰向けに倒れていて、その上にイノシシがのしかかっていた。イノシシの首根っこを押さえて羽交い締めにした」
付近住民
「大声で子どもの声か大人か分からなかったが、『誰か助けてー』と叫びよったけえ大声で走り回って」

現場は近くに保育所や小学校がある住宅街で、市教委によりますと、1日は教員が児童の下校を見守るなど、対応をするということです。

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