塾帰りやスポーツクラブ終わりに“ちょいのり” 予約して乗り合う「AIオンデマンド交通」実証実験が始まる=静岡・藤枝市

静岡県藤枝市で予約して乗り合う「AIオンデマンド交通」の実証実験が11月1日から始まりました。

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徒歩や自転車、マイカーに変わる「ちょいのり」の手段として登場した「ふじえだmobi」。高速バス大手のウィラーとKDDIが出資する「コミュニティモビリティ社」と藤枝市、静鉄タクシーが共同で、11月1日から年内いっぱい実証実験を行います。

藤枝駅を中心に市街地5km圏内に設けられた停留所の数は273か所。専用アプリ「mobi」や電話で乗り降りしたい場所を指定すると10人乗りのワゴン車が迎えに来ます。同じ方向に向かう複数の利用者がいた場合、AIが最適なルートを導き出すことで効率化が図られています。

「ふじえだmobi」の運行は、毎日朝7時から夜10時までです。料金は1回500円で、30日乗り放題で6000円などの定額プランもあります。

<藤枝市 松下武人新交通推進係長>
「(住民からは)駅周辺の塾の帰りにお迎えにいくとか、部活動やスポーツクラブの子ども送迎の問題も聞こえてきた」

藤枝市は「AIオンデマンド交通」が駅周辺の渋滞緩和や高齢者や子育て世代の移動手段の問題などの課題解決につながることを期待しています。

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