十八親和(長崎市)などFFG3銀行 カジュアル服装導入 顧客からも好評

ビジネスカジュアル(左)と既存の制服で業務に従事する行員=長崎市銅座町、十八親和銀行本店

 十八親和銀行(長崎市)などふくおかフィナンシャルグループ(福岡市、FFG)傘下の3行は1日から、全店で行員の服装にビジネスカジュアルを導入した。従来のスーツや制服に加え、行員がTPO(時・場所・場面)に合わせて私服を選択できる。
 同行ではこれまで、窓口業務など顧客対応がある行員は原則として、男性はスーツ、女性は制服を着用。ビジネスカジュアルの導入には、職場でのジェンダー平等や多様性を促すと同時に、自らTPOを考慮し服装を選択することで行員の自律性を醸成する狙いがある。5月に県内5営業店で試行したところ、顧客からは「身近に感じて話しやすい」「時代に合わせて変化することは良いこと」などおおむね好評を得たという。
 「FFGビズスタイル」として「銀行員らしさ」を保つためのガイドラインを制定した。同行クオリティ統括部の担当者は「銀行は堅苦しいイメージを持たれがち。今回の取り組みがイメージの変化につながれば」としている。

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