ニセ電話詐欺 予兆電話に注意呼びかけ 相談相次ぐ 長崎県警

 長崎県内で大手携帯電話会社や警察官をかたる不審電話が相次ぎ、10月30、31日の2日間で約20件の相談が県警に寄せられた。県警はニセ電話詐欺の予兆電話として注意を呼びかけている。
 県警生活安全企画課によると、不審電話があったのは30、31両日の午前9時~午後6時。
 県南地区の60代女性のケースでは、電話に出ると「2時間後にこの電話番号は使えなくなります」「オペレーターにつなぐ場合は『1』を押してください」などと自動音声ガイダンスが流れた。女性が「1」を押すと「大手携帯電話会社の職員」などを名乗る男に通帳と印鑑を持ってくるよう要求された。被害は確認されていない。
 同課は▽不審な番号の電話には出ない▽電話でお金の話や不安をあおる話をされたら詐欺を疑う▽県警が無料で貸し出している「自動通話録音機」を活用する-などの対策を呼びかけている。問い合わせは最寄りの警察署へ。

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