出来たて芋焼酎を限定販売! 佐世保・梅ケ枝酒造で「秋の蔵開き」 11月3日から

芋焼酎の仕込みの発酵作業が進む酒蔵=佐世保市、梅ケ枝酒造

 芋焼酎の仕込みが進む長崎県佐世保市城間町の梅ケ枝酒造(長野哲也社長)で3~5日、恒例の「秋の蔵開き」が開かれる。
 仕込みはサツマイモの収穫シーズンに合わせて10月上旬から開始。サツマイモを蒸して米こうじなどと混ぜ合わせて発酵、蒸留、熟成させる工程を経て商品化される。
 蔵開きでは蒸留されたばかりの芋焼酎の新酒(720ミリリットル、千円)を期間限定で販売。甘く香ばしい風味が特徴で、この時季しか味わえない。ほかに日本酒の新酒やリキュール、ジンなどさまざまな商品がある。
 また、今年6月に県内初の試みとして生産に乗り出したウイスキーをお披露目。お試しボトル(100ミリリットル、千円)として限定販売する。通常は3年間以上熟成させるが、その途中段階の仕上がり、味わいが楽しめる。
 酒蔵の見学のほか、広場には出店が並び、ステージイベントも実施。各日午前10時~午後3時まで。JRハウステンボス駅から無料のシャトルバスを運行する。
 杜氏(とうじ)の長野剛士さん(48)は「甘い香りの芋焼酎をメインにした秋の蔵開き。お酒の文化を感じながら楽しんでほしい。モルトの香ばしさが残る成長途中のウイスキーもお薦め」と話している。

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