たき火やサウナ、ピザ… 4日、庄川峡沿いで野外体験を

庄川合口ダム横の市道でたき火の打ち合わせを行う関係者=砺波市庄川町金屋

 砺波市の庄川合口ダム横で4日、たき火と屋外サウナなどのアウトドア体験や、井波地域のクラフトビールなどを楽しむイベントが初めて行われる。庄川水記念公園の再整備に向け、公園が持つ場所の価値を見つめ直したトライアル企画の第1弾。関係者は自然豊かな庄川峡の魅力に触れてもらうため、多くの来場を呼び掛けている。

 「庄川峡 焚火(たきび)とサウナとピザと」と銘打ち、庄川合口ダム横の舟戸公園と市道で4日午前11時~午後8時まで行われる。市道を通行止めにして焚き火やまきくべ、まき割り、マシュマロをたき火であぶる体験のほか、屋外サウナやキャンプ体験が行われる。

 会場では、南砺市井波のクラフトビール「NAT.BREW」や、ビザ、芋煮などの飲食店が出店する。 アウトドアに興味や関心がありながら、なかなか踏み出せない人に手ぶらで気軽に参加してもらうため、たき火セットを貸し出す。屋外サウナで汗を流した後は庄川の清流から取水した水プールに入って新陳代謝を高めてもらう。ダムから流れる水の音とたき火で癒やされながら、地元のビールなどを楽しんでもらう。

 水記念公園の再整備に向け、庄川峡観光協同組合と砺波庄川まちづくり協議会が庄川峡の魅力を体感してもらおうと企画。好評なら今後は上流の遊歩道など範囲を広げ、通年でアウトドア体験を楽しむ環境づくりを進める予定で、同協議会の嶋田充さんは「庄川峡の素晴らしさを知ってほしい」と来場を呼び掛けた。

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