ヴァイセアドラー、4日に埼玉でクボタと開幕戦 1年での1部復帰を目指す【大分県】

バレーボールVリーグ男子2部での戦いに臨む大分三好ヴァイセアドラーの選手たち=2日、大分市屋山の大分三好練習体育館

 バレーボールVリーグ男子2部の大分三好ヴァイセアドラーは4日、埼玉県の三郷市総合体育館で、クボタスピアーズとの今季開幕戦に臨む。今春の入れ替え戦に敗れて1部から降格し、1年での国内最高峰リーグ復帰を目指す。

 大分三好の下部での戦いは、旧チャレンジリーグ時代の2017~18シーズン以来。この年はリーグ準優勝だった。それでも18年の新生Vリーグから1部チーム数が8から10に増えて自動昇格。そこから5季戦い、昨季2部を制したヴォレアス北海道に敗れて降格した。

 3季目の指揮を執るムレイ・ポール監督は今季を「極めて重要」と位置付ける。1部のプライドを持って踏ん張ってきたが、高い戦力を維持したまま下部リーグで戦い続けるには限界もある。「1年で1部に戻れないと翌年はさらに厳しい。降格の悔しさを持つ今季が勝負」と強い覚悟を口にする。

 2部では珍しく、今季も1部時代同様に外国人枠でオポジットにシクク・イゴベ、アジア枠でサイドアタッカーにスパコン・ジェンタイソンを補強。セッター井口直紀主将がボールを散らし、ミドルブロッカーの安部翔大や川口喬が壁となり、リベロ久保田雅人らが拾うのが基本形となりそう。

 今季は来年3月16日まで、週末を中心に計27試合を戦う。うちホームは10試合。地元チームの勝負の1年が幕を開ける。

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