レアルで大活躍中のベリンガムにサッカー嫌いの過去 「最初は全く好きじゃなかった」「草や花を摘むことに専念」

今ではサッカー界のトップに上り詰めようとしているベリンガム[写真:Getty Images]

レアル・マドリーのイングランド代表MFジュード・ベリンガムが意外な過去を明かした。スペイン『マルカ』が伝えた。

今夏にドルトムントから移籍し、加入1年目から驚異的な活躍を見せているベリンガム。ここまでの公式戦13試合で13ゴール3アシストを記録しており、直近のラ・リーガ第11節バルセロナ戦では自らの2ゴールでチームを逆転勝利に導いた。

そんなベリンガムは先月30日にパリで行われた『フランス・フットボール』主催の2023バロンドール授賞式で、21歳以下の年間最優秀選手賞にあたるコパ・トロフィーを受賞。その後はフランス『レキップ』のインタビューに応じたようで、幼い頃はサッカーが好きではなかったという逸話を披露している。

「最初は全くサッカーが好きじゃなかった。今になって『誰かが僕からサッカーを奪ったら気が狂うだろう』と言うのは実際にはおかしなことだ」

「子供の頃、僕は練習に行って草や花を摘むことに専念し、ヒナギクのネックレスを作ってピッチの外で僕を見守る母にプレゼントしていた」

「本当にそんな感じだった。この話で一番良いのは、結果的にこれが僕がサッカーに関わるようになった理由だということだ。父は僕を練習に連れて行き、『鬼ごっこがしたいなら、鬼ごっこをしなさい。花を摘みに行きたいならそうしなさい』と言ってくれた」

「僕が行儀良く過ごし、他人の役に立つ限り、両親が何かを強制することはなかった。僕にとってはピッチが自分の世界であり、両親は今でもそのことを思い出させてくれる」

また、ベリンガムはサッカーに熱を入れるようになった理由が「負けず嫌い」にあることも明かしている。

「正直に言うと、僕のサッカーへの愛は競争から来ている。鬼ごっこをしているときでさえも僕は競争心に燃えていた。一番良い花を摘みたいとか、かくれんぼで一番になりたいといつも思っていた」

「成長するにつれ僕はいくつかの問題を抱えるようになった。なぜなら、負けたときにとても怒ってしまったからだ。相手と握手することも拒否した」

「僕はそこから敬意を払う必要があることを学んでいった。でも、僕がこのスポーツを好きになったのは、何よりも競争心のおかげなんだ」

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