3連休初日、県内9地点で「夏日」に 豊岡27.4度、神戸24.2度 半袖姿の観光客も

半袖姿で歩く人たち=3日午後、神戸市中央区波止場町(撮影・斎藤雅志)

 3連休初日の3日、日本列島は広く高気圧に覆われ、秋晴れが広がった。兵庫県内では20観測地点のうち9地点で夏日(25度以上)を観測。神戸市内でも上着を脱いで半袖姿になる観光客や、水遊びをする子どもたちの姿が見られた。

 気象庁によると、和田山(朝来市)と豊岡で27.4度と11月の観測史上最高を更新。香住、兎和野高原(いずれも香美町)、三田、一宮(宍粟市)、柏原(丹波市)も最高を更新した。特に但馬地域では平年を約7~9度上回り、9月並みの陽気となった。

 福崎と西脇、上郡でも夏日を観測し、神戸は24.2度、姫路も24.6度だった。行楽客らでにぎわった神戸市中央区のメリケンパークでは、半袖と短パン姿で遊ぶ子どもや上着を脱いで散策する人も見られた。

 連休を使って同市西区の実家へ帰郷中に息子2人と訪れた京都市中京区の大学職員の男性(38)は「シャツの袖をまくっても暑い。服装を間違えたかな」と話していた。

 神戸地方気象台によると、県内では4日午後以降、湿った空気が流れ込んで一時的に雨が降る可能性はあるものの、気温が高い状態が続き、連休中は行楽日和になるという。(竜門和諒)

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