李克強氏死去、副首相時に香港訪問

李克強・前首相が10月27日に死去した。同日の香港メディアによると、李氏は首相を10年務めたが、その間は一度も香港を訪れたことがない。しかし副首相在任中の2011年8月、香港大学創立100周年記念式典に出席するなど3日間香港を訪問した。

李氏は2011年8月16日から18日まで香港を訪問し、政府機関や地域施設を訪問し、経済と民生の状況を把握し、「国家の第12次5カ年計画と経済貿易金融協力開発フォーラム」に出席したほか、香港大学創立100周年記念式典などに出席した。香港大学での演説で、李氏は最初は中国語で話し、終わり近くになって約2分間英語で話し始め、中国の発展と世界をつなぐ上で香港大学の重要な役割を称賛した。

李氏は首相在任中、梁振英氏、林鄭月娥氏、李家超氏の3人が行政長官職に就いた。3人はいずれも北京に赴き李氏に職務報告を行った。昨年5月末、李氏は中南海で次期行政長官に指名された李家超氏と会談し、中央政府は今後も「一国二制度」「港人治港」高度な自治の方針を完全かつ正確に実施し、中央の特区に対する全面統治権と「愛国者治港」を実現し、新行政長官と特区政府が法律に基づいて統治を行うことを全面的に支援すると述べた。

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