「今年は試合に出て…」 福岡MF紺野和也が3年前の悔しさも胸にルヴァン決勝に挑む

[写真:©超ワールドサッカー]

アビスパ福岡がクラブ初タイトルに挑む。

ルヴァンカップの決勝に駒を進めた福岡は3日に翌日の決勝が行われる国立競技場で前日トレーニングを実施。浦和レッズとのタイトルマッチに備えた。

堅守を強みとする両者は今年5月のJ1で0-0のドロー。この決勝もどちらが先に堅守を崩すかが勝負の分かれ目になると予想され、1点を巡る争いになりそうだ。

とはいえ、浦和はJ1最少の22失点とあって、福岡からすればリスクをおかした攻めもないと崩すのが難しいが、紺野和也は「全員で団結して勝ちたい」と意気込んだ。

そんな紺野はFC東京時代の2020年にもこの決勝を経験し、優勝も味わったが、出番なし。当時の悔しさは福岡で主力を張る今も残り、この決勝に期する思いがあるようだ。

「3年前は出られずに悔しい思いもした。今年はしっかりと試合に出て、チームに貢献して、勝って喜びたい」

そう力を込めた紺野は埼玉県生まれで、武南高校の出身。周囲に浦和を応援する者も多く、「レッズファンの友達もいっぱい観に来るし、負けないように頑張りたい」と語った。

今季、福岡行きを決断し、公式戦37試合で3得点4アシストと飛躍の年にしている紺野。拮抗した展開が予想されるだけに、26歳レフティーが打開力を発揮できるかも福岡の鍵になる。

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