九戸村や地元の伊保内高の魅力発信を目指す自主映画「青春ドデン」は10日から、同村など県内外6会場で上映する。二戸市の映画監督柴田清克さん(51)が脚本・監督を手がけ、102分の長編に仕立てた。
作品は、地域おこし協力隊員として同村に移住した男性と、家庭の事情で同校に転校した高校生が、田舎暮らしに戸惑いながらも困難を乗り越え、地域に溶け込んでいく物語。1月に有志で製作委員会(委員長・伊藤仁副村長)を発足し、4月から撮影、約半年かけて制作した。村民や二戸地域の住民らがボランティアで出演した。
作品は10日の村公民館を皮切りに、二戸市や盛岡市、東京都などで上映する。伊藤副村長は「映画を機に村や高校を知ってもらい、関心を寄せてもらいたい」と期待する。