【5日(日)の天気】3連休最終日も異例の暑さ続く 太平洋側は水分と雨具あると安心

 3連休最終日となる5日(日)も、東海から西の最高気温は25℃以上の夏日になる所が多い予想。名古屋では、11月としては観測史上初めて3日目の夏日となる可能性があり、この時季としては異例の暑さが続きそうだ。
 なお、南からは次第に湿った空気が流れ込むため、九州南部から東北の太平洋側は午後を中心に、にわか雨の可能性がある。5日(日)は暑さ対策の水分とともに、太平洋側では雨具を持っておくとよさそうだ。

4日(土)東京都心 46年ぶり26℃超え

 4日(土)の最高気温は、午後4時までに全国38地点で11月の観測史上1位の値を更新。東京都心は26.3℃と11月としては14年ぶりの夏日となり、1977年以来46年ぶりに11月に26℃を超えるなど記録的かつ異例の暑さとなった。

連休最終日も夏日続出 こまめに水分補給を

 3連休最終日となる5日(日)も、日差しと南から流れ込む平年より暖かい空気の影響で、昼間は異例の暑さが続く見通し。東海から西の最高気温は、25℃以上の夏日になる所が多い予想だ。名古屋は25℃と今月に入って3日目の夏日となる見通し。もし名古屋で11月に夏日が3日以上となれば、観測史上初めてとなる。
 引き続き、昼間はこまめに水分補給を行い、朝晩と日中の気温変化が大きいため調節しやすい服装を選ぶとよさそうだ。

 また、南から暖かい空気と同時に湿った空気が流れ込みそう。湿った空気がぶつかりやすい九州南部から東北の太平洋側は午後を中心に、にわか雨の可能性がある。特に夜遅くは西日本で雷を伴い、雨足が強まるおそれがある。
 5日(日)は暑さ対策の水分とともに、太平洋側では雨具を持っておくと安心だ。

週明けは広範囲で荒れた天気のおそれ

 連休明けの6日(月)になると、西からは前線を伴った低気圧が発達しながら近づいてくる見通し。6日(月)夕方ごろから日本海側では雨足が強まり、太平洋側でも7日(火)未明から朝にかけてと暗い時間を中心に土砂降りとなるおそれがある。
 風も強まり、海上ではしけて荒れた天気となる可能性がある。6日(月)の北海道は、最大瞬間風速35メートルと何かにつかまっていないと立っていられないような強風が予想されている。

 警報級の大雨、暴風や高波となる可能性もあり、交通機関に影響が出るおそれもあるため、今後も最新の情報に気をつけたい。

(気象予報士・鈴木悠)

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