9月の通貨統計、総預金0.2%増

香港金融管理局(HKMA)は10月31日、2023年9月の通貨統計を発表した。同日の政府新聞公報によると、9月の認可機関の総預金残高は前月に比べて0.2%増加し、うち香港ドル預金は0.3%減、外貨預金は0.7%増。1~9月の総預金残高は2.3%増、香港ドル預金は同1.6%増となっている。香港の人民元預金は9月に1.0%減、9月末現在で9526億元となっている。越境貿易決済の人民元取引総額は9月に1兆25億元に上り、8月の1兆1212億元より減少した。預金残高の変動は金利動向、市場での資金調達活動など多くの要素の影響を受ける。このため長期の趨勢を観察する必要があり、月単位の変動を過度に読み解く必要はない。

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