育てた菊、美しさ競う 京都府亀岡市で菊花展示会

咲き誇る大輪が並ぶ亀岡市菊花展示会(同市余部町・ガレリアかめおか)

 京都府亀岡市菊花展示会が、ガレリアかめおか(同市余部町)で開かれている。夏の暑さで開花が遅れる中、愛好家が苦心して育てた多種多様な菊を楽しめる。

 亀岡市菊花愛好会と亀岡市都市緑花協会が毎年この時期に開催し、52回目の今年は32点計128鉢が出品されている。会場には白や黄、赤色の大輪が華やかに咲き誇る作品や、枝ぶりや岩に張り付く根が美しい盆栽が並ぶ。

 11月1日に審査があり、5部門の入賞者を決めた。9鉢一組の「九鉢花壇」の部で最高の市長賞を受けた宮部昌三さん(82)=亀岡市=は「例年より1週間から10日ほど花の成長が遅れ、出品できるか分からなかったが、何とか咲きそろってくれた」と話していた。

 6日まで。

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