足利短大付属幼稚園は6日、足利市五十部(よべ)町のオープンセット「足利スクランブルシティスタジオ」で交通訓練を行った。スタジオ設備の有効活用の一環で、交通訓練の場となるのは2回目。園児全員と保護者など計約200人が、実寸大で再現された東京・渋谷のスクランブル交差点を舞台に、横断歩道の通行マナーを学んだ。
園児たちは、講師役の足利署員と信号の色の意味や渡る際の動作を確かめてから、横断歩道の前に移動した。信号が青に変わると、署員や先生による「手を上げて、右、左、右」のかけ声に合わせて、左右の安全をしっかり確認。保護者と手をつないで渡ったり、園児と先生だけで渡ったりしながら、横断歩道の渡り方を何度も練習した。
年長大澤悠太(おおさわゆうた)ちゃん(6)は「手を上げて渡るのは疲れたが、楽しかった」と話し、母弘子(ひろこ)さんは「来年(小学)1年生になるので、学んだことを生かして頑張ってほしい」と目を細めていた。