独自の世界観、画家5人展 矢板・音楽の森で12日まで 70点並ぶ

画家5人の作品が並ぶ会場に立つ小原さん(右)と宮本さん

 【矢板】上伊佐野のギャラリー音楽の森で12日まで、「画家5人の饗宴(きょうえん)展」が開かれている。本県在住、ゆかりの画家たちが独自の世界観を表現したアクリル、水彩画など約70点が展示されている。

 5人は宮本優(みやもとゆう)さん(26)=長井、金井萌(かないめぐみ)さん(26)=さくら市南和田、やないふみえさん(40)=宇都宮市宝木町1丁目、小原(おばら)みきさん(51)=同市新里町、潘憲生(はんけんしょう)さん(61)=さいたま市。

 宮本さんは道化師と空想の生き物などを幻想的に描き、小原さんは女性の体の曲線美をモチーフに想像豊かに表現。金井さんは大正-昭和初期の情景に現代を重ね合わせ、やないさんはメルヘンチックな童画を出品している。塩谷町の尚仁沢などの水の流れを繊細に描いた潘さんの油絵はリアルだ。

 大島章市(おおしましょういち)画廊主(75)は「将来性を見込み、目をかけてきた画家たちの作品を見てほしい」と話す。(問)同画廊090.4847.9663。

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