半導体の売上見通し1900億円 宮城新工場でSBI

記者会見するSBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長=10日午後、東京都港区

 SBIホールディングスは10日、台湾の力晶積成電子製造(PSMC)と共同で宮城県大衡村に新設する半導体工場について、2029年以降を予定している本格稼働時の売り上げが年約1900億円になるとの見通しを明らかにした。

 工場は大衡村の工業団地に建設し、事業規模は総額8千億円超を見込む。27年に一部を稼働させ、主に自動車や通信インフラ向けの半導体を生産。設備を拡充し、29~31年の本格稼働を目指す。

 一方、同日発表した23年9月中間連結決算は、純利益が前年同期比約4.6倍の370億円だった。株価上昇で証券取引が活発だった。

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