チェルシーで出番増加中のククレジャ、昨季の苦労を力に「悪い時は多くのことが学べる」

昨シーズンを振り返ったククレジャ[写真:Getty Images]

チェルシーのスペイン代表DFマルク・ククレジャが、昨シーズンの苦労を語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。

バルセロナ出身の左サイドバックで、エイバルやヘタフェ、ブライトン&ホーヴ・アルビオンを渡り歩いてきた25歳のククレジャ。2022年夏にチェルシーへステップアップしたが、1年目は移籍金最大6200万ポンド(約114億7000万円)に見合うパフォーマンスを発揮することができず、批判を浴びることもあった。

マウリシオ・ポチェッティーノ監督が就任した今シーズンは開幕からピッチにも立てない日々が続いたが、最終ラインに負傷者が続出し、10月に入ってからは出番が増加。得意の左サイドだけでなく右サイドでもプレーし、プレミアリーグの直近5試合中4試合でスタメンに名を連ねている。

12日にはプレミアリーグ第12節のマンチェスター・シティ戦を控える中、『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じたククレジャはチェルシーでの1年目を回想。逆境から学んで苦難を乗り越えることができたと明かした。

「最初のシーズンには満足していないけど、悪い時は特に多くのことが学べる」

「頭を使う必要がある時は学ぶことができる。それはサッカーにおいてとても重要なことだ。ここに来る前はいつもプレーしていたし、良いプレーができていた。こういった問題は一度もなかった」

「だけど、ここに来てからは自分のレベルでプレーできなかった。少しイライラしたけど、これに対処する方法を学ぶことができた。今はここでとても幸せだし、昨シーズン学んだ全てのことを今シーズン活かせるとファンに示すことができる」

昨シーズンと今シーズンの違いにも言及。メンタル面だけでなく、生活面が充実していることが活躍の秘訣のようだ。

「今シーズンの方が良いと思う。精神的にとても充実している。これは重要なことの1つだと思う。精神も生活も良い状態にあれば、より良いプレーができる。チームを助けられるし、それを楽しむことができる」

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