掘江神社で「浮立玄蕃一流」奉納 佐賀学園高生が助っ人に 佐賀市

掘江神社で奉納された「浮立玄蕃一流」=佐賀市

 佐賀市の掘江神社でこのほど、市重要無形民俗文化財「浮立玄蕃一流」が奉納された。子どもから大人まで約70人が参加し、地域に笛や太鼓の音色を響かせた。

 浮立の奉納は東神野、西神野、草場の3地区が交代で実施し、今年は東神野天衝舞(てんつくまい)浮立保存会が担当した。住民らは笛や太鼓、かねなどを鳴らしながら、「やっさいやっさい」と声をそろえた。

 佐賀学園高の剣道部が年末に神社の大清掃をしている縁で、男子部員4人がそれぞれ約10キロのかねの音を響かせた。2年で主将の三井稜生さんは「皆さんに喜んでもらえ、やりがいを感じた」と話し、保存会の副島洋一会長(74)は「これから先も来てもらいたい」と感謝した。(円田浩二)

佐賀学園高の剣道部員も協力して奉納された「浮立玄蕃一流」=佐賀市の掘江神社

© 株式会社佐賀新聞社