【GXビジネス】どこまでする?ビジネスマナー 電話・メール編㊦【大分県】 相手に時間を取らせないように

 今回は、㊤に引き続き電話・メール編です。メールのマナーについて、年間約250回のマナー講座を実施し、短大や専門学校でも講師を務めるマナーハウス大分(大分市)の高清水理奈子代表に取材した。

 近年、経営資源の3要素であるヒト、モノ、カネに、最近では「情報」が追加され、これに「時間」も加わる時代になったのでは―と、指摘する。また、タイムパフォーマンス(時間対効果)という言葉も聞く。費やす時間に対しての満足度を示し、効率化や無駄を省くなど、時間に対しての考え方がシビアになっている。

 時間という考え方で見た時に、電話は、その場で出て対応しなければならず、人の時間を「奪う」ということになる。その点、メールはその人の見たい時間に見ることができ、相手の時間を奪いにくい。それに加え、近年では無料通信アプリLINE(ライン)やチャットツールなどメールよりも気軽に素早く連絡を取れる手段が発達し、利用者も増えている。

 だからこそ、時間というものを頭に入れ、メールの役割を考えて使い分けると良いだろう。

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