窯元訪ねて 秋の唐津の魅力満載 11月18、19日に唐津市内ツーリズム

今年の唐津窯元ツーリズムのパンフレット表紙

 唐津焼の窯元を巡る「第11回唐津窯元ツーリズム」が18、19の両日、唐津市内の各所で開かれる。陶芸体験や焼き物の販売に加え、作家との交流も魅力で、ゆっくりと窯元を訪ねながら秋の唐津の魅力を感じることができる。

 市内に点在する21の窯元が参加し、絵付けや手びねりなどを体験できる窯元もある。赤水窯(鏡)では陶片を使ったアートフレーム(2千円)が制作でき、あや窯(柏崎割石)は陶芸体験(1800円)、中野陶痴窯(町田)は手びねりの出来栄えを競う「競技会」(2500円)を開催。由起子窯(浜玉町東山田)では絵付け(要予約・大人3300円、大学生以下1100円)が楽しめる。

 菅ノ谷窯(浜玉町東山田)、殿山窯(鎮西町名護屋)、三藤窯(宇木)などはお茶やお菓子などで来客者をもてなす。坊中窯(相知町牟田部)では18日、窯たきを見学できる。中里太郎右衛門陶房(町田)は登り窯を特別公開する。

 市中心部では、11会場で展示販売が行われる。ギャラリー一番館(呉服町)で梶原靖元さんの新作展が開かれ、西ノ門館(北城内)では小杉窯、王天家窯、土平窯、唐津焼KEIの「秋の四人展」が開催される。

 窯元の地図やイベントの詳細を記したパンフレットは唐津駅構内の唐津観光協会などで配布しているほか、ウェブサイトからもダウンロードできる。問い合わせは同協会、電話0955(74)3355。(松岡蒼大)

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