お歳暮商戦、本格化 栃木県内百貨店、特設コーナー開設

販売員の説明を聞きながらお歳暮を選ぶ買い物客=16日午前11時5分、宇都宮市宮園町

 年の瀬に向けたお歳暮商戦が、栃木県内百貨店で本格的にスタートした。東武宇都宮百貨店宇都宮本店では16日、「大ギフトセンター」が5階に開設され、買い物客が続々と訪れた。

 同店は、鹿沼市のシューマイや那須高原のミニトマトなど初めて取り扱う商品を含め、現在約600点を並べている。イチゴの「とちあいか」など本県ならではの商品や、手軽に調理して食べられる食品が人気で、23日からは約千点に増やす。今年は物価高騰の影響で、商品の2割ほどが価格転嫁や内容量の減少で実質5~10%値上がりしているという。

 宇都宮市大和3丁目、野中(のなか)アサさん(81)は「若い頃にお世話になった人に贈る品を選んだ。お歳暮は久しぶりに連絡を取るきっかけになる」と話していた。

 福田屋百貨店は、同市今泉町のFKD宇都宮店の特設会場で約1200点を取り扱っている。17日からは、同市インターパーク6丁目のインターパーク店と鹿沼市東末広町の鹿沼店にも設ける。12月上旬が客足のピークと見込んでいる。

販売員の説明を聞きながらお歳暮を選ぶ買い物客=16日午前11時5分、宇都宮市宮園町

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