城下町に癒やしの明かり2万本 竹田市で「竹楽」始まる【大分県】

柔らかな明かりで城下町を照らす竹灯籠=17日夜、竹田市竹田の広瀬神社
柔らかな明かりで城下町を照らす竹灯籠=竹田市竹田の十六羅漢前

 竹田市の城下町で17日、第24回たけた竹灯籠「竹楽(ちくらく)」が始まった。約2万本の明かりが揺らめき、情緒ある町並みを幻想的に彩った。19日まで。

 開会行事が十六羅漢前であった。市内直入町のピアニスト大塚亜依さん(38)の演奏に合わせ、竹田小4年生22人が「荒城の月」を合唱した。午後4時、合図に合わせて一斉に点火した。

 来場者は多くの竹灯籠が並ぶ滝廉太郎記念館前、武家屋敷通り、広瀬神社などを巡り、癒やしの光景をゆっくりと楽しんだ。

 友人と写真を撮っていた山口県下関市の会社員松下ことみさん(61)は「初めて来た。階段に並べられた光がきれい」と話した。

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