鳥栖工高でものづくり全国大会 配線工事の学習成果競う

手際よく配線工事の作業を進める出場者=鳥栖市の鳥栖工業高

 工業系高校の生徒が学習成果を競う高校生ものづくりコンテスト電気工事部門の全国大会が11、12の両日、鳥栖市の鳥栖工業高で開かれた。北海道、関東、九州など全国9地区と開催県代表の計10人が素早く正確に配線工事を行い、四国地区代表の黒光航太さん(愛媛県・東予高3年)が優勝した。

 競技は2時間。出場者は1.8メートル四方のパネルに課題に沿って配線工事を進め、ケーブルを適切な長さに切り、コンセントや電球、スイッチなどを手際よく取り付けていった。図面通りに配線工事ができているか、正しく動作するかなどを審査した。

 佐賀工業高2年の中村蓮哉さんは「初めての全国大会で緊張もしたが、練習成果が出せてうれしかった。大会を通して電気工事の重要性を改めて学ぶことができた」と話していた。(樋渡光憲)

 ▽上位成績は次の通り。(敬称略)

 (1)黒光航太(愛媛・東予高3年)(2)原田さゆり(秋田工業高3年)(3)本多剛(新潟工業高3年)

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