フッ素樹脂加工製造の中興化成工業（東京、庄野直之社長）が松浦市今福町のF1松浦工場内に建設していた新工場「F1 EAST WING 1（エフワン イースト ウイング ワン）」が完成し、17日、現地で竣工（しゅんこう）式があった。
市内に5つある工場の機能を一部集約し、国内外のさまざまな分野で見込まれるフッ素樹脂の需要増に対応する。
新工場は鉄骨2階建て、延べ床面積3734平方メートル。来年3月から徐々に生産をスタートさせ、他工場が担っていた溶接などの部門を移設していく。本格稼働は来夏からの予定。新工場の人員は新規採用5人を含む約70人を見込んでいる。
竣工式には関係者約50人が出席。庄野社長は「この工場は5年先をにらんでおり、皆さまのおかげで建てることができた。今後一層の緊張感を持って、この世界で勝ち抜くことを決意する」とあいさつした。
