来場者1万人突破 県立美術館「文晁と北斎」展 21日から一部展示替え

1万人目の来場者となり、梁木館長(写真左)から図録を受け取る成田さん夫妻=17日午後、宇都宮市桜4丁目

 県立美術館で開催されている、谷文晁(たにぶんちょう)と葛飾北斎(かつしかほくさい)を紹介する企画展「文晁と北斎-このふたり、ただものにあらず」(県立美術館、下野新聞社主催)の来場者が17日、1万人を突破した。

 1万人目となったのは東京都立川市羽衣町、無職成田勝紀(なりたかつとし)さん(79)、邦子(くにこ)さん(75)夫妻。梁木達夫(なやきたつお)館長から図録などが手渡された。

 成田さん夫妻は浮世絵など国内外の絵画鑑賞が好きだという。勝紀さんは「肉筆画などをじっくり見ることができた。1万人目と聞いて驚いた」と笑顔で話した。宇都宮市には孫の七五三祝いで訪れ、邦子さんは「うれしいことが続きますね」と喜んだ。

 会期は12月24日まで。後期は今月21日から。「冨嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」に替わり、赤富士として名高い「凱風快晴」が登場するなど一部展示替えがある。

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