しし座流星群活動ピークに 願いごと3回、1秒で唱えるには… 18日に「極大」、19日未明も観測しやすく

2002年に県庁近くから観測されたしし座流星群。撮影時間はやはり明け方だった。

 2023年のしし座流星群は18日、活動のピークである「極大」を迎えた。国立天文台公式サイトなどによると、しし座流星群の出現期間は例年、11月6〜30日。月が沈む19日未明から明け方は観測しやすい条件が整うという。過去には、星がよく見える場所の調査で全国トップに選ばれた市町もある本県。秋の夜長に、澄んだ夜空で流星を探してはいかが?

 国立天文台公式サイトによると、流星群は夜空のどこにでも現れる。月や人工の明かりが少なく、空を広く見渡せる場所がおすすめの観測スポットだ。

 出現期間中は、県内でも観測会などの催しが開催されている。益子町天体観測施設スペース250では16〜27日に、しし座流星群観望会を開いている。開催前日までに電話での申し込みが必要。極大には間に合わないが、まだまだ続く出現期間を楽しめる。参加料は大人400円、小中学生200円。各日とも午後7〜9時。

 栃木県では1990年代後半から2000年代前半にかけ、旧環境庁などが実施した「全国星空継続観察会」の調査で、大田原市や塩谷町が日本一に選ばれたことがある。流れ星に願いを託すには絶好の環境だ。

 一方、流れ星が見える時間は約1秒とも言われる。その間に願いごとを3回唱えるのは至難の業。“流れ星願いごと問題”の解決に着目したのは、長野県の地方紙・信濃毎日新聞。願いごとの音声を10~20倍速に短縮するサイト「流れ星に願いごとを絶対届ける機~」を無料で公開している。利用すれば、星空観測がもっと楽しくなるかもしれない。

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