すずさんと記念撮影 劇中シーンがスマホ画面に 高岡市立博物館で松原秀典展

「この世界の片隅に」の主人公「すずさん」との記念撮影を楽しむ来場者=高岡市立博物館

 「富山新聞アニメEXPO」の一環として高岡市立博物館で開かれている「松原秀典展」(富山新聞社主催)は18日、週末でにぎわった。同市出身の人気アニメーター松原さんが作画監督・キャラクターデザインを務めた劇場アニメ「この世界の片隅に」のシーンを背景にした写真撮影コーナーが人気を集めている。

 スマホアプリ「COCOAR」を開いて、会場内に掲示されたマークをスマホで読み取ると、画面に主人公「すずさん」が現れ、一緒に記念撮影できる。会社員、高松恵子さん(45)=東京都大田区=は「画面にすずさんが登場して驚いた」と笑顔を見せた。

  ●限定カードは「レイ」に

 この日、来場者に贈られる「エヴァンゲリオン」シリーズの限定カードが登場人物「シンジ」から「レイ」の絵柄に切り替わった。イラストは全5種類で約2週間ごとに替わる。

 16日に「シンジ」のカードを手に入れ、「レイ」のカードをもらおうと再訪した会社員、周東康子さん(33)=群馬県桐生市=は「原画を間近で見ると松原さんの魅力を何度も感じられる。できればカードを全種類集めたい」と話した。

 松原展は来年1月8日までで、月曜(祝日除く)と年末年始は休館。一般千円、中高生500円、小学生以下無料。

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