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長崎県雲仙市の妙見岳(標高1333メートル)周辺で18日、今季初めて霧氷が観測された。昨年より2週間ほど早い「冬の便り」となった。
霧氷は、霧など空気中の水分が風に吹かれ、氷の結晶として木の枝に付着する現象。地元で「花ぼうろ」と呼ばれ、親しまれている。水分、風、気温0度以下の3条件がそろえば例年3月上旬まで見られる。
雲仙ロープウェイによると、この日の妙見岳駅の午前10時ごろの気温はマイナス2度。日中も2度までしか上がらなかったという。駅舎周辺の木の枝には氷が張り付き、山肌をうっすらと白く染めた。
カップルで訪れた佐賀県鳥栖市の30代女性は「紅葉を見に来たが、まさか霧氷を見られるなんて。きれいです」と驚いていた。