無病息災など祈願 下野・開雲寺で火渡り祭 地域住民もはだしで参加

はだしで火渡りをする子どもたち

 【下野】家内安全や無病息災などを祈願する「柴燈(さいとう)大護摩供法要・火渡り祭」が18日、石橋の開雲寺で行われた。

 柴燈大護摩供は、真言密教に伝わる屋外での大規模な護摩祈祷(きとう)。毎年11月の第3土曜に行われている。

 強い風が吹く中、山伏姿の修験者が境内中央の護摩壇に点火し、無病息災や疫病退散、世界平和などを祈願。火が燃え盛ると煙は風に乗り空高く立ち上った。護摩壇から取り出した炭の上を歩く火渡りでは、修験者に続き檀信徒や地域住民が参加し、次々とはだしで炭の上を歩いていた。

 同寺の塩澤弘崇(しおざわこうそう)住職(40)は「皆さんの無病息災と安寧、世界平和を願い祈りました」と話していた。

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