真夏に屋外で体育の授業や部活動は危険 熱中症の防止へ「屋根付き運動スペース」の設置を専門家が提言

愛知県で開かれた気象学会で、熱中症の専門家が真夏の部活動などのため、屋根が付いた運動スペースの設置を提言しました。

日本生気象学会で提言を行ったのは、医師で熱中症を研究する中京大学スポーツ科学部の松本孝朗教授です。

松本教授は熱中症リスクを考えると、真夏に屋外で体育の授業や部活動をするのは危険だと指摘。

エアコンなど費用をかけず安全にスポーツを行うには、アーチ形の屋根が付いた運動スペースを学校に設置するべきだと主張しました。

松本教授が愛知県の小中学校で調べたところ、夏の校庭や熱がこもる体育館は暑さ指数が「運動中止」の基準を頻繁に超えた一方、屋根付きスペースは風が抜けて安全に運動できる状態だったということです。

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