【中国】上海で本格焼酎フェア、鹿児島県がPR[食品]

九州料理店「竿屋 SaoYa」「筑紫・九州和食」で取り扱う鹿児島県産本格焼酎=上海市

上海市の日本料理店で18日、鹿児島県産の本格焼酎をPRする「かごしま本格焼酎フェア」が始まった。鹿児島県上海事務所と県酒造組合が、同県産の焼酎を積極的に取り扱う9店に依頼して開催。中国人客の多い日本料理店を通じて焼酎の魅力を発信し、中国で焼酎の消費拡大と認知度向上を図る。

フェアを開催する9店では、合わせて26蔵元の43銘柄の鹿児島県産本格焼酎を扱う。店で焼酎をボトルで注文すると、焼酎や黒酢、菓子など県産品が当たる抽選会に参加できるほか、長寧区の焼酎バーで使用できる1杯無料券をもらえる。

フェア期間中、鹿児島県の郷土料理のさつまあげや油ぞうめん、豚骨、鶏飯を楽しむことができる。

長寧区の九州料理店「竿屋 SaoYa」では、フェアに合わせて芋焼酎「だいやめ DAIYAME」を使用した「焼酎ハイボール」を考案。焼酎ハイボールを注文した男性(35)は「ライチのような華やかな香りに驚いた。爽快感があり飲みやすい」と話した。

鹿児島県特産品協会上海代表処の宮内二郎首席代表は「焼酎はお湯割りやソーダ割りなど飲み方によって味わいや香りが大きく変わる。今回のフェアを通じて、焼酎の多彩な飲み方を知ってほしい」と期待を込めた。

フェアは来月1日まで開催する。

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