【香港】香港国際美食巡礼、日本の農産品をPR[農水]

栃木・茨城ブースで食品をPRする(左から)味珍味(香港)の呉徳暁マネジングディレクター、岡田健一・在香港日本国総領事(大使)、ジェトロ香港の天野真也所長ら

香港域内外のグルメを集めたフードイベント「第4回香港国際美食巡礼(フード・フィエスタ)」が、17日から21日まで九龍地区・太子(プリンスエドワード)の花墟公園で開かれている。日本貿易振興機構(ジェトロ)と全国農業協同組合連合会(JA全農)、香港の日本食品卸売り大手、味珍味(香港)は初めて日本ブースを結成し、日本の農産品などを広くPRしている。

今年の香港国際美食巡礼は「高品質、手頃、健康的」がテーマ。8つのエリアに計120ブースが出展した。入場は無料。日本ブースは「国際食品区」エリアに設けられた。

茨城県と栃木県の食品を中心に販売するブースには、ブドウ、イチゴ、ミカン、サツマイモなどの農産品のほか、鍋のだしや菓子、酒などが並んだ。ジェトロ香港の天野真也所長は「主催者である香港の食品業界団体、香港食品委員会の協力で、フォトスポットを設けたり、みこしを披露したりもできた。香港の消費者に日本のことをより知ってもらえるのはありがたい」と語った。

日本ブースは、味珍味(香港)のマネジングディレクターで香港食品委員会の副会長も務める呉徳暁(デニス・ウー)氏がジェトロとJA全農に提案したのがきっかけ。「香港の消費者に日本の農産品を紹介し、日本のサプライヤーと香港のバイヤーのつながりも深めたい」と話した。

JA全農の香港法人、全農インターナショナル香港(全農国際香港)の中西誠マネジングディレクターは「おいしく、安定した頻度で香港に農産品を提供することが目標。イベントに参加することで、生産者と消費者の架け橋になれると考えている」とコメントした。

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