作新、県勢初の準V 明治神宮野球大会 星稜(北信越)に1-3

6回、作新の柳沼が適時打を放つ=神宮球場

 第54回明治神宮野球大会最終日は20日、東京・神宮球場で高校の部の決勝などが行われ、関東王者として出場した本県の作新学院は北信越代表の星稜(石川)に1-3で競り負けた。県勢初の優勝は逃したものの、堂々の準優勝に輝いた。

 作新学院は四回、先発の小川哲平(おがわてっぺい)が本塁打を浴びて先制を許したが、六回は粒良大輝(つぶらだいき)を二塁に置き、柳沼翔(やぎぬましょう)の左前適時打で追い付いた。しかし終盤の八回に2番手の石毛虹晴(いしげこうせい)が3連打から2点を奪われ、これが決勝点となった。

 作新学院は秋季関東大会で7年ぶり6度目の優勝を果たし、今大会出場。初戦の準々決勝では延長十回サヨナラで北海(北海道)に2-1と競り勝ち、続く準決勝は終盤の集中打で関東一(東京)に8-6と逆転勝ち。勝負強さを見せ、決勝へと駒を進めていた。

準優勝盃を受け取る作新の岩出=20日午後0時5分、神宮球場

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